日本皮膚科学会薄毛AGA治療のガイドラインで最も推奨されるAGA発毛治療はフィナステリド=プロペシアとミノキシジルです。
さらに近年本邦で薄毛AGAに対して追加承認されたフィナステリド=プロペシアの進化版とも言うべきデュタステリド=ザガーロがあります。
それぞれ効果を及ぼす因子(薄毛の原因)が異なっていますので、薄毛の原因や体質によって使い分けが必要です。
- プロペシア、ザガーロ、ミノキシジルの違いとは
- プロペシアとザガーロの違いは?
- プロペシアとミノキシジルは併用できる?
- ザガーロとミノキシジルは併用できる?
- AGA治療薬の種類や特徴
- プロペシア(フィナステリド)の効果・特徴
- プロペシア(フィナステリド)の副作用
- プロペシア(フィナステリド)服用の注意事項
- プロペシア(フィナステリド)の料金相場は?
- ザガーロ(デュタステリド)の効果・特徴
- ザガーロ(デュタステリド)の副作用
- ザガーロ(デュタステリド)引用の注意事項
- ザガーロ(デュタステリド)の料金相場は?
- ミノキシジルの効果・特徴
- ミノキシジルの副作用
- ミノキシジルの料金相場は?
プロペシア、ザガーロ、ミノキシジルの違いとは
まず、内服薬と外用薬で分かれます。
①内服薬(飲む薬)…プロペシア、ザガーロ
②外用薬(塗る薬)…ミノキシジル
※内服用のミノキシジルもあります。しかし、厚生労働省に認可されていませんので、医薬品として認められているのは、内服薬のプロペシアとザガーロ、外用薬のミノキシジルのみです
プロペシアとザガーロの違いは?
テストステロンから、AGA(男性型脱毛症)の原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)の産生される際に働く酵素(5αーリダクターゼ)にはI型と II型があるのですが、プロペシア(フィナステリド)はII型のみの活性を抑えるのですが、ザガーロ(デュタステリド)はI型とII型の両方の働きを抑え ることで、よりDHTの産生が阻害されるとといわれていますが、デュタステリドの方が副作用の頻度が高いといわれています。
AGAの原因となる男性ホルモンDHTを作る酵素(5αーリダクターゼ)はI型とII型があり、片方のII型のみに効くのがプロペシア、I型とII型の両方に効くのがザガーロとのこと。
しかし、ザガーロの方が副作用が現れる可能性が高いというのがデメリットのようです。
費用相場もプロペシアの方が平均して2,000円/月ほど安いので、プロペシアで効果の出る人はプロペシア、プロペシアで効果が出ない人はザガーロを考えるというのも良いかもしれません。
プロペシアとミノキシジルは併用できる?
この二つの成分はAGAガイドラインでともに評価が『A』で、そのひとつひとつでも十分に効果が高いとされていますが、効果や作用が全く違う薬なのため、併用することで相乗効果が期待できるといわれています。まだ、一種類のみしか使用していない方はぜひ、この二つの併用を試してみてください。これまで以上にAGAの改善が見られると思います。
ザガーロとミノキシジルは併用できる?
ザガーロだけでも十分な効果を感じる方も多くいますが、AGAにお悩みの方の大半は髪に栄養を与えるための血管が細くなっているために十分な栄養が行き渡らないことが多いようです。そのため、ザガーロの服用による効果で生えた産毛がしっかりとした毛髪に育ってこない場合があるため、ザガーロの効果で発毛しても、十分に元気な毛髪が生えたとは一概には言えません。
そこでミノキシジルで頭皮の血管を拡張させ、毛乳頭、毛母細胞を活性化させ毛髪の発育を促し、産毛にしっかりと栄養を取らせるとしっかりとした発毛効果が得られるようになるのです。
また、部位によって薄毛・AGAの原因が異なることが知られており、一般的に生え際・前頭部の薄毛にはザガーロが効果的です。頭頂部にはミノキシジルが効果的と言われています。もちろん、生え際にはミノキシジルが効かない、頭頂部にはザガーロが効かないというわけではありません。ザガーロの頭頂部の効果は臨床試験でも示されています。
AGA治療薬の種類や特徴
AGA治療薬にはたくさんの種類があります。まずは、それぞれの特徴や効果、副作用、費用の相場などを紹介します。
プロペシア(フィナステリド)の効果・特徴
プロペシアとは、一般名フィナステリドと呼ばれ米国メルク社が開発し、現在すでに世界60カ国以上で承認されている世界で初めて医師が処方する1日1回の内服による男性型脱毛症用薬(AGA治療薬)です。
日本では、MSD株式会社(旧:万有製薬)が2001年よりプロペシアの臨床試験を開始し、2003年に厚生労働省へ承認申請をして2005年10月11日に製造販売承認を取得し2005年12月14日より国内にて発売開始されております。
プロペシアは、AGAの原因であるDHTを生成するのに必要不可欠な5α-還元酵素を阻害することでDHTの生成を抑制します。これにより成長期が長くなり細くなった髪の毛にコシが出てきたり、休止期にある毛穴からの毛髪も成長しAGA改善の効果が期待できるお薬です。
AGA(男性型脱毛症)の主な原因はDHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれるホルモンによるものだといわれています。AGAに悩む男性の多くの患部に通常よりも多量のDHTが確認されています。このDHTは、男性の誰もがもつ男性ホルモン「テストステロン」と「5α還元酵素」の結びつきによって生成されます。テストステロンが5α還元酵素によってDHTになるのを抑制するのがフィナステリドの働きです。
プロペシア(フィナステリド)の副作用
主な副作用として、食欲減退・全身倦怠感(肝機能障害)・性欲減退・
勃起機能不全・乳房障害・抑うつ症状などが数例報告されています。
副作用発現率は、全体の2%程度と言われています。
プロペシア(フィナステリド)服用の注意事項
1日1回1錠(1mg)を服用してください。
※食前、食後などの決まりはありません。ご自身で時間を決めて服用してください。
飲み忘れた場合は、気がついた時に、その日の分を服用してください。
※副作用のリスクが高まるので、1度に2回分は服用しないでください。前後6時間程度あけることが望ましいです。
プロペシア(フィナステリド)の料金相場は?
プロペシアの1カ月あたりの価格相場は、6,000円~8,000円程度です。ジェネリック医薬品の場合は、新薬の7~8割程度の価格(4,500円~6,000円程度)で購入できます。クリニックによって、初診料が無料のところもあれば10,000円程必要なクリニックもあります。検査についても、無料~20,000円と幅があります。
ザガーロ(デュタステリド)の効果・特徴
ザガーロ(一般名:デュタステリド)は、厚生労働省承認日 2015年9月28日にグラクソ・スミスクライン株式会社が、男性における男性型脱毛症(AGA)として承認を得た新薬です。
2016年6月より日本国内でも販売開始されています。これまでのAGA治療の内服薬といえば、フィナステリド(プロペシア)やミノキシジルがよく知られていました。
今後はそれらAGA薬に加え、ザガーロ(デュタステリド)も広く知られるようになるかもしれません。
ザガーロ(デュタステリド)の副作用
症状として報告されているのは「性欲減退」「勃起不全(ED)」「精液量の減少」など、主に生殖器に関する症状が多く上がっています。
ザガーロ(デュタステリド)引用の注意事項
前立腺ガンの検査でPSA値(前立腺特異抗原)を測定する方は、ザガーロ(デュタステリド)を服用している旨報告してください。
※ザガーロにはPSA値を下げる性質があり、検査結果が正確に出ない恐れがあるためです。
ザガーロは経皮吸収(皮膚からの吸収)されます。カプセル・錠剤の状態では問題ありませんが、中身が漏れ出た場合は女性・子どもに触れないよう注意してください。 万が一触れた場合は、すぐに石けんと水で洗い流しましょう。
ザガーロは「男性の男性型脱毛症(AGA)」に適応があります。円形脱毛症や、びまん性脱毛、抗がん剤による脱毛に効果は認められておりません。
ザガーロ服用中の方は輸血ができません。献血や輸血をする場合はザガーロの服用中止から、少なくとも1か月間以上は間隔をあけてください。
ザガーロ(デュタステリド)の料金相場は?
ザガーロの料金相場は、8,000円~12,000円です。
ミノキシジルの効果・特徴
発毛・育毛成分のミノキシジルは、もともとは1970年代後半にアメリカで血管拡張剤として開発され、血圧降下剤として使用されていました。
しかし、その副作用として全身の多毛症(Hypertrichosis)を頻繁に引き起こすことから、頭皮に対しての外用薬として臨床試験が実施され、脱毛症に有効だと発表されました。今では、頭皮の薄毛を改善するのに効果がある治療薬として、ミノキシジル成分を含んだ発毛剤も販売されています。
1980年代にアップジョンがはげや脱毛症の治療用として2%のミノキシジル外用溶液を「Rogaine」として販売し始めた。
医薬品成分として発毛(改善)の可能性があります
ミノキシジルは、毛根部分の血管拡張を促す有効成分で、日本では大正製薬の「リアップ」として市販されています。
フィナステリドと同じく、厚生労働省から発毛医薬品として認可されており、薄毛改善の治療薬として使用されています。
ミノキシジルの副作用
1:血管が拡張されることによる痒み
ミノキシジルには、血管を拡張する働きがあり、頭皮の血流がよくなることで毛包に必要な栄養を十分に行き渡せ、発毛を促進するという作用があります。
2:溶剤へのアレルギー反応としての痒み
ミノキシジルには、水に溶けにくいという性質があり、ミノキシジルを配合するために成分として溶剤が使われる場合があります。
具体的には、アルコールやプロピレングリコールなどですが、アレルギーを誘発する物質といわれています。この溶剤が肌にあわず、アレルギー反応を起こし、痒みとなるケースもあるようです。
3:ミノキシジルが合わないことによる痒み
ミノキシジルそのものには、痒みやアレルギーを誘発するような成分は含まれていないとされていますが、人によっては肌に合わず、痒みを感じてしまうこともあるようです。
ミノキシジルの料金相場は?
ほとんどの病院がロゲイン5%を処方。価格帯は4,000円〜8,640円
※ハゲを最短(3ケ月)で生やすなら、下記2点の治療薬のみでOK!
(本当にハゲ頭から髪が生えてくるので、ハゲで悩んでるならすぐに実践すべき)
下記2点の守り(ディタステリド)と攻め(ミノキシジル)の治療薬を併用すると髪が生えてきます。
因みに、守りの治療薬は、フィナステリド(プロペシア等)もありますが、ディタステリドはフィナステリドの1.5倍の効果があります。
1、守りの治療薬のアボダード(服用最強のディタステリド)
2、攻めの治療薬のフォリックスFR15(最強のミノキシジル15%)
クリームタイプのフォリックスFR16という商品もありますが、
ローションタイプのフォリックスFR15のほうが頭皮に浸透しやすいのでオススメです。
※髪を生やす方法を公開中↓