発毛剤のミノキシジルでAGA治療をすると、初期脱毛の症状が出ることがあります。
初期脱毛は、髪の生え変わりが正常に起きている証拠になります。
副作用や異常ではないので、ミノキシジルの初期脱毛を抑えようとする必要はありませんのでご安心ください。
ミノキシジル初期脱毛
初期脱毛とは、AGA治療をはじめてから最初の1~2か月で、大量に抜け毛が起こる現象をいいます。
日常でも1日に90本前後の髪の毛が抜けているものの、AGA治療をはじめてすぐのタイミングで、200本以上も髪の毛が抜けるとなると、はじめはビックリされると思いますが心配はいりません。
初期脱毛のメカニズム
初期脱毛は、成長しない古い毛髪が、新しく生えた毛に押し出されることで起こります。
ヘアサイクルによって毛は周期的に生え変わっていますが、成長が止まった状態の毛は、しばらくは伸びもせず抜けもせずとどまります(休止期)。毛母細胞も数か月に渡って成長が止まり、抜け毛の時期を迎えるのです。
ミノキシジルでAGA治療を行うことで、毛母細胞が活性化します。毛根では髪の毛の生成が行われるため、下から新しく作られる毛に、上に残っていた古い毛が押され、抜けてきってしまうのです。
これが、初期脱毛が発生するメカニズムです。
初期脱毛は心配なし
ミノキシジルでの治療前に、医師から初期脱毛について説明を受けることもあるでしょうが、実際に大量の抜け毛を見ると不安に感じてしまうかたが多いようです。
それこそ、髪の毛がすべて抜けてしまうのではと疑うような本数かもしれませんが、初期脱毛が起こっているということは、ミノキシジルの成分が効いているということでもあるのです。
治療の効果があらわれている証拠です。
ミノキシジルによる初期脱毛の期間には、個人差があり、治療を開始して、10日後から15日後あたりからはじまるのが一般的です。
古い毛を押しだすだけの、新しい毛が生えてくるまでの期間となります。
ミノキシジルが効きやすい人、効きにくい人、毛根の個人差、薄毛の範囲、様々な要因があるため、ミノキシジルの効果には個人差が多少あります。
初期脱毛が落ち着くまでの期間は、薄毛の範囲によって変化していきます。
広ければ長く、狭ければ短くなるのです。期間は長いと1か月間、短いと半月程度で抜け毛は収まるようになります。
それでも異常な脱毛を感じたら
ミノキシジルでAGA治療を開始して、初期脱毛のような抜け毛が2か月、3か月と続く場合は、初期脱毛以外の原因を疑う必要があります。
初期脱毛が終わらない場合には、薬の薄毛治療の速さよりも薄毛の進行が早いこともあり得るので、ミノキシジルでは治療ができないこともあるのです。
他の治療法と併用したり治療法を変える場合も考え、早めに医師に相談することをおすすめします。
初期脱毛の有無で効果の度合いがわかる
ミノキシジルの影響による初期脱毛は正常です。初期脱毛が見られるということはそれだけ薬が効いているという証拠になります。
ミノキシジルが血行を促進する
ミノキシジルには血行を促進する効果があります。
頭皮の血行が促進されることで毛母細胞が活性化し、髪の毛の生成が行われます。新しい髪の毛が成長すると、古い毛は押し出されるため、一時的に髪の毛が大量に抜けるのです。
つまり初期脱毛が見られているということは、新しい髪の毛が生え始めているという証拠。ミノキシジルによって毛母細胞が活性化しているという事なので、薬の効果が出ているということになります。
ミノキシジルによる初期脱毛は、薬が効いている証拠なので、症状を抑えることは不可能です。古い毛が抜けきり、ヘアサイクルが整うと症状は落ち着いてくるので、それまで待つようにしましょう。
ミノキシジルを利用していても初期脱毛が起きないことがある
逆に、ミノキシジルを利用していて、初期脱毛が見られなかったときは、どうしたらいいのでしょうか。
初期脱毛が見られないときは、薬が効いていない可能性も考えられます。また、人によっては薬の効果はあるものの、初期脱毛が起こらないこともあります。そもそもヘアサイクル自体、まったく同じではありません。これから成長する毛母細胞が多く、古い毛が少なければ、それだけ抜ける毛も少なくなります。
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