発毛剤の真実

ミノキシジル・フィナステリド・ディタステリドのジェネリックでハゲ治療

薄毛治療の効果が出るまでの期間

成人男性に多くみられる進行性の脱毛症です。男性ホルモンの影響や遺伝が主な原因で、思春期以降に額から頭頂部にかけて毛髪が薄くなります。

AGAは男性ホルモンのテストステロンが5αリラクターゼという酵素の働きでDHT(ジヒドロテストステロン)に変換され、毛乳頭内の受容体に結合して発毛や毛髪の成長を妨げます。

AGAは、成人男性の3人に1人にみられる一般的な症状で、進行の防止には発症早期からの治療が必要です。

AGAの特徴は、その脱毛の進行パターンにあります。

AGA進行パターン

「額の生え際から後退していくタイプ」、「頭頂部から薄くなるタイプ」、これらの「混合タイプ」などがあります。

AGAを発症する最も大きな要因は男性ホルモンの作用です。

この男性ホルモンには体毛を増加させる働きがある反面、頭髪の伸びを抑制する働きがあるためAGAの主要因として位置づけられています。

毛髪には「ヘアサイクル」と呼ばれる仕組みがあり、 「成長期」→「退行期」→「休止期」という過程を繰り返します。

そして、毛髪の太さや長さは、「成長期」の長さによって決まり、成長期が長ければ、毛髪は太く長く成長し、成長期が短ければ、うぶ毛のような細く短い状態で抜け落ちます。

AGAの場合、毛髪の本数が減るのではなく、「成長期」が短くなることにより、毛髪が太く成長する前に抜けてしまうため、徐々にボリュームが減り、地肌が見えるようになってしまうのです。

AGAは、治療を開始してから効果が出るまで時間がかかります。

AGA治療を開始するのであれば、薬の効果や効果が出るまでの期間、副作用を理解したうえで、3か月から1年程度の視野を持って取り組む必要があります。

今回は、AGAの治療期間や効果がでるまでの期間について解説します。

AGA治療期間

AGAの治療期間

AGA治療は最低でも6ヶ月続けないと効果が実感できません。

AGA治療薬の服用は最低でも6ヶ月間続けてください。

そのうえで、効果が見られない場合は再度治療方針を検討してください。

また、6ヵ月はあくまで目安であり、AGA治療の効果は早い人で3ヶ月、遅いと1年かかる場合もあります。そのため、AGA治療は根気強く、継続する必要があります。

効果が出ない場合も、早期に服用を止めるのはおすすめできません。

服用を止めると、薄毛が再度進行する可能性があります。

AGA治療の効果がでない場合は複数の薬剤を組み合わせる

6ヶ月経過しても効果が感じない場合は、薬の併用や治療方法を見直す必要があります。

下記が事例になります。

・プロペシア(フィナステリド)からザガーロ(ディタステリド)に切り替える

・外用薬から内服薬に切り替える(ミノキシジルの場合)

・服用量を増やす(ミノキシジル内服薬の場合、5mgから10mgへ )

・メソセラピーHARG治療を検討する

・光治療LED治療を検討する

・自毛植毛を検討する

費用は下記の通りになります。

ハゲ改善種類

全ての薬を試したにも関わらず、どれも効かない、効果が弱くなってきた、副作用があるという場合は自毛植毛いう選択肢もあります。

AGA治療をしている人の中には効果が出てきたからもう大丈夫と服用を止める人がいます。

抜け毛が減り、髪の毛が増えたのはAGA治療薬によって薄毛の進行を抑え、発毛を促しているからであってAGAが治ったわけではありませんので、薬の服用を止めると再びAGAが進行してしまいます。

もちろん、効果が十分に出ている場合、薬の種類を2剤から1剤などと減らし、薬の服用量を0.5mgから0.1mgなどと減らすことは可能です。

AGA治療薬における効果が出る目安

プロペシア(フィナステリド)    内服薬    3ヶ月〜1年

プロペシア


ザガーロ(デュタステリド)    内服薬    3ヶ月〜1年

ザガーロ



ミノキシジル    内服薬    3ヶ月〜1年

ミノキシジル内服薬

早ければ3ヶ月程度で効果が現れます。

ただ、あくまでも単剤での目安のため、より効果を高めたい場合や早く効果を実感したい場合は、薬を組み合わせて服用すると良いでしょう。

例えば、プロペシア(フィナステリド)とミノキシジル外用薬/内服薬、あるいはザガーロ(デュタステリド)とミノキシジル外用薬/内服薬などは併用が可能です。

作用機序の異なる薬剤を組み合わせることで、脱毛抑制・発毛促進の両方へのアプローチできます。

DHT産生を抑制して抜け毛を予防

DHTはAGA(男性型脱毛症)患者様の頭皮脱毛部分に、多量に存在することが確認されており、5α-還元酵素によってテストステロン(男性ホルモン)から作られます。

このDHTから脱毛シグナルが出ると髪は長く太く成長をする前に抜け落ちてしまい、細く短い毛が多くなり、薄毛が目立つようになります。

フィナステリドとディタステリドは、この5α-還元酵素を阻害し、DHTの産生を抑制することで抜け毛を予防します。

DHT産生を抑制

プロペシア(フィナステリド)

プロペシアはフィナステリドという有効成分を含む医薬品です。

フィナステリドは、頭皮のヘアサイクルを乱す作用のある男性ホルモンの働きを抑えて、抜け毛を減らします。

ヘアサイクルが整い、健康な髪が残ります。

効果を感じる期間

日本皮膚科学会が策定した「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年度版」 によると、フィナステリド(1mg/日,0.2mg/日)を用いた414 名の日本人男性を対象とした臨床試験において、下記のデータが得られています。

フィナステリド効果

1年間服用:1mg/日投与で58%が改善
2年間服用:1mg/日投与で68%が改善
3年間服用:1mg/日投与で78%が改善

1年継続すると、6割近くの人が効果を実感できると示されています。

長期的に服用するほど効果を得られる確率が上がります。そのため、1年は服用を継続すると良いでしょう。

ザガーロ(デュタステリド)

ザガーロはデュタステリドを有効成分とする医薬品です。

デュタステリドは、フィナステリドと同様に、男性ホルモンを抑制してヘアサイクルを正常化させて抜け毛を減らします。

ただ、フィナステリドよりデュタステリドの方が男性ホルモンへの作用の範囲が広いため、より高い効果を示すといわれています。

ディタステリド効果

効果を感じる期間

デュタステリド 0.5mg/日と、フィナステリド1 mg/日を用いた917名の男性被験者を対象とした国際臨床試験において、投与6ヶ月後の効果を比較すると全毛髪数・毛直径の増加についてデュタステリドの方が優れた効果発揮します。

つまり、ザガーロ(デュタステリド)では投与半年後に毛髪量が増えていることが十分に期待できるのです。

より早く効果を実感したいのであれば、フィナステリドよりデュタステリドを選択する方が、確立が上がるといえるでしょう。

ミノキシジル

ミノキシジルは頭皮の血管を広げ、毛根に栄養が行き渡るよう働きかけて発毛を促進します。

ミノキシジル効果

抜け毛を減らすプロペシア(フィナステリド)や、ザガーロ(デュタステリド) とは作用機序が異なり、ミノキシジルは発毛効果があります。

また、ミノキシジルには外用薬と内服薬があります。

効果を感じる期間

300名の男性被験者を対象とした日本での臨床試験において、24週間後に脱毛部 1 cm2 内の非軟毛数の増加数は1%ミノキシジル外用薬の塗布群が平均21.2本増加、5%塗布群が平均26.4本有意に増加した事例があります。

ミノキシジル外用薬についても「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年度版」で臨床試験のデータが公開されています。

つまり、ミノキシジル外用薬を使用後、半年間で、1 cm2あたりの毛が平均20本以上増加すると期待できるのです。

ミノキシジルタブレット

ミノキシジルにはタブレットタイプの内服薬(ミノタブ)と、塗り薬タイプの外用薬があります。

どちらも主成分は同じですが、内服薬に比べて外用薬は効果が限定的です。

頭皮に塗布する都合上、外用薬の作用が及ぶのは毛細血管のみです。

それに対して、内服薬は毛細血管の先にある細動脈にまで作用が及びます。

ミノキシジルの内服薬のミノタブは、外用薬よりも高い効果が期待できます。

これは飲み薬として体内に吸収されたミノキシジルが、頭皮にある細動脈を拡張させるためです。

細動脈の血流が良くなると、その先の毛細血管にまで栄養が行きわたるようになります。

発毛をつかさどる毛乳頭細胞に十分な栄養が供給され、髪の毛の成長が促進される仕組みです。

ミノキシジル外用薬は細い「毛細血管」を拡張するのに対し、ミノタブは毛細血管よりも太い血管細動脈を広げます。

ミノタブは外用薬と比べて血液が流れやすくなるため、発毛効果も実感しやすいと言えます。

原則として、ミノキシジルによる治療は外用薬(通称「塗りミノ」)から始めます。
これは内服薬と比べて、外用薬の方が副作用のリスクを抑えられるためです。

ただし、外用薬で十分な治療効果を得られる人は限られます。

ミノキシジル外用薬を使用して4ヶ月が経過したら、ミノタブへの切り替えを検討してください。

初期脱毛の期間を終えて、発毛効果を実感できるようになるのはミノタブを飲み始めて4ヶ月目以降が目安です。

ミノタブの服用をやめると、薄毛の進行が再開する可能性があります。

AGAはヘアサイクルが乱れ、髪の毛の成長期が短くなるために引き起こされる脱毛症です。

ミノタブによってヘアサイクルが正常化しても、服用を中断すると元に戻る可能性が高いです。

そのため、ミノタブはやめずに服用し続ける必要があります。

なお、ミノキシジルの継続使用による耐性(飲み続けると効果が薄れること)は報告されていません。

ミノタブは、厚生労働省の認可を得ていないため、ミノタブを入手するには医療機関で処方してもらうか、個人輸入で入手する方法しかありません。

効果を感じる期間

発毛の効果が実感できるまでの期間は半年程度が一般的ですが、効果を感じる期間は、用法や用量によってや差がでてきます。

ミノキシジルタブレットは、厚生労働省による認可を受けていない薬であるため用法や用量に統一した決まりはありません。

ただ、ミノキシジルタブレットの発毛効果は非常に高いとされていますので、塗ミノで効果が出ない場合はミノタブを医師から処方されることもあります。

ミノタブは、一錠あたり2.5mg・5mg・10mgを含有したものが流通しています。

1日に服用できる量は通常2.5mgまでで、循環器系が健康な方でも5mgは多いです。

10mgもありますが、非常に効果が強い反面、副作用も出やすくなります。

2.5mgでも効果を実感できる可能性は高いので、まずは2.5mgから飲み始めます。

効果や副作用・リスクを考慮して、必要な場合にのみ5mgと増量することをおすすめします。

また、副作用リスクを抑えるために飲み始めは錠剤を半分に割り、さらに濃度を薄めた上で服用するのも飲み方の一つです。

プロペシア(フィナステリド)だけの場合

プロペシア(フィナステリド)は、AGA治療薬として有名ですがプロペシア(フィナステリド)のみを服用してAGAを完治させられるのでしょうか。

プロペシア(フィナステリド)の効果や併用できる薬について見ていきましょう。

そもそも、プロペシア(フィナステリド)はAGAを完治させる薬ではないです。

プロペシア(フィナステリド)は、薄毛の原因であるDHT (ジヒドロテストステロン)の生成を阻害する薬であり、AGAを完治させる薬ではありません。

プロペシアはDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制して、薄毛の進行を抑えます。

そのため、プロペシア(フィナステリド)はAGAの進行を食い止められますが、AGAを完治させる薬ではありません。

基本的にAGAは進行性の症状のため、プロペシア(フィナステリド)によるAGA治療は「薄毛の進行を抑える治療」であり、完治させる治療ではない点を覚えておきましょう。

プロペシア(フィナステリド)によるAGA治療をおこなう場合は、薬で薄毛の進行を抑えつつ健康的な生活習慣を送って、発毛を促進させる必要があります。

プロペシア(フィナステリド)には発毛効果がない

AGA治療薬のプロペシア(フィナステリド)には、発毛効果はありません。

プロペシア(フィナステリド)の効果は、ヘアサイクルを乱す作用のある男性ホルモンの働きを抑えてヘアサイクルを正常化させることです。

より効果的な発毛効果を目指すのであれば、プロペシア(フィナステリド)による内服治療と同時にミノキシジルの併用をおすすめします。

ミノキシジルには、頭皮の血流を改善し毛乳頭細胞を刺激することで新しい髪の毛の成長を促進させる効果があります。

プロペシア(フィナステリド)で薄毛の進行を抑えつつ、ミノキシジルで発毛を促進させることでより効果的な発毛効果を期待できます。

プロペシアとミノキシジルの効果の違い

AGA治療の途中経過について

プロペシア(フィナステリド)やザガーロ(デュタステリド)、ミノキシジルなどのAGA治療薬は、すぐに効果が出るわけでありません。ここでは、一般的なAGA治療の途中経過を解説します。

AGA治療途中経過

治療開始から1ヵ月

AGA治療を開始してから1ヵ月ほど経過すると、「初期脱毛」が起こる可能性があります。初期脱毛は、AGA治療薬によってヘアサイクルが正常化して、寿命を迎えつつある髪の毛が抜け落ちる症状です。

そのため、初期脱毛はAGA治療薬の効果によってヘアサイクルが整えられてきている証拠であり、薄毛治療の過程における一時的な現象です。

AGA治療薬の効果が現れている証拠のため、過度に心配する必要はありません。また、初期脱毛が起こる可能性には個人差があるため、初期脱毛が起きなくてもAGA治療薬の効果が出ていないわけではありません。

3ヵ月〜6ヵ月

AGA治療を開始して3ヵ月から6ヵ月ほど経過すると、初期脱毛の症状も徐々におさまり少しずつAGA治療薬の発毛効果を感じ始める方が多くなってきます。

頭皮から産毛が生え始め、髪の毛が以前よりも太く密度が濃くなるなど、AGAの治療効果を感じられる場合が多いです。

発毛効果が目に見え始め、周囲からも外見的変化を気付かれやすくなるでしょう。

また、毛髪以外の体毛も濃くなる場合もあるため、ムダ毛処理が煩わしいと感じるかもしれません。しかし、AGA治療薬が効いている証拠のため、治療を止めずに続けることが大切です。

6ヵ月〜1年

AGA治療を受けて6ヵ月から1年が経過すると、多くの方が発毛を実感します。発毛効果が現れると周りからも髪の毛が増えたと言われることが多くなり、新しい髪型にチャレンジできるため周りの目が気にならなくなります。

そのため、薄毛で悩んでいた気持ちが楽になるでしょう。

ただし、AGAが完治したわけではないため、治療をやめてしまうと再び薄毛が進行する場合があります。

薄毛改善の効果を継続させたい場合は、AGA治療を継続する必要があります。

1年以上

AGA治療を1年から2年以上続けると、ほとんどの方が発毛効果を実感されます。

AGA治療薬の効果もほぼ出現した時期なので、場合によっては減薬を検討してもよい段階に入ります。
しかし、AGAは完治のない症状のため、薄毛改善の効果を維持したい場合は、「休薬」ではなく「減薬」という選択をする必要があります。

AGA治療で効果が出ない場合の原因

AGA治療で効果が出ない原因には、どのようなものがあるのでしょうか。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

AGA治療を始めて間もない

ヘアーサイクル

AGA治療を開始してから、半年間は治療を継続してみましょう。

髪の毛には成長サイクルがあり、下記のようなサイクルを繰り返しています。

髪の毛が伸びる成長期(2~6年)→成長が止まる退行期(2~3週間)→抜け落ちて新しい毛を準備する休止期(3~4ヶ月)

通常、髪の毛は2~6年の成長期を通して新しく毛に生え変わります。一方で、AGAを発症すると、ヘアサイクルが短くなり、髪の毛が半年から1年程度で抜け落ちてしまいます。

AGA治療薬によって、ヘアサイクルを正常化させるには半年から1年の期間が必要です。治療を開始してから、すぐに正常なヘアサイクルになるわけではないので頭に入れた上で、AGA治療を行って頂ければ幸いです。

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