AGA治療にかかる費用についての疑問、低く抑える方法ついてお答えします。
- AGA治療費の相場
- 初診料・再診料
- 薬代
- その他オプション
- AGA治療の保険
- AGA治療はどのように進めるか
- AGA治療の費用相場
- オーダーメイド処方
- 外用薬
- 育毛メソセラピー
- HARG療法
- 細胞再生治療
- 代表的な細胞再生治療はPRPとSDHG
- 植毛治療
- 自毛植毛は高確率で生着
- 人工毛はトラブルが多いので推奨されない
- AGA治療費を安く抑える方法
AGA治療費の相場
AGA治療の費用は、月額15,000〜25,000円が相場です。
年間にすると180,000円〜300,000円程度です。
AGAクリニックを利用した場合の大まかな内訳は以下のとおりです。
・初診料・再診料
・検査料(血液検査・遺伝子検査・マイクロスコープ)
・薬代
・その他オプション
初診料・再診料
初診料は無料〜5,000円、再診料は1,000〜3,000円と設定しているところが多いです。
検査料(血液検査・遺伝子検査・マイクロスコープ)
検査は初診時、もしくは半年〜1年に1回ごとに治療経過や副作用を確認するために行なわれます。
検査にかかる費用は1回5,000〜15,000円が一般的です。
薬代
AGA治療薬には内服液と外用薬でいくつか種類があり、薄毛の進行レベルに合わせて処方されます。
多くの方が最初に行う内服薬は、月当たり5,000円程度から10,000円程度です。
副作用のリスクを下げるために、効き目の穏やかで低価格の内服液から処方するのがスタンダードな方法です。
多くのケースでは、6カ月から1年の服用で効果が表れます。
クリニックを利用すると費用が毎月の負担が大きいこともあり、最近は薬代を抑えるために個人輸入を利用している人も多いです。
その他オプション
患者さんの状況や希望に基づいて、育毛シャンプー、サプリメント、メソセラピーやHARG療法などを受けた場合は費用が加算されます。
AGA治療の保険
AGA治療は自由診療のため、原則として保険は適用されません。
診察はもちろんのこと、検査や薬代も全て自己負担となります。
AGA治療クリニックではなく、一般の皮膚科でAGA治療を受ければ保険負担になると勘違いされている方が多いようです。
病院によって、同じ治療が保険診療科自由診療か変わることはありません。
AGA治療費は全額自己負担です。
AGA治療はどのように進めるか
大まかにAGAの進行具合と使用される治療薬の区分けを説明したのが以下の通りです。
格安を謳う薄毛クリニックでは、治療状況や副作用の状態を注意深く検討することなく治療ステージを上げていくようなクリニックもあるのでご注意ください。
薄毛進行度 | 治療薬 | 備考 |
---|---|---|
予防 | フィナステリド(内服薬) | 代表的な薬:プロペシア |
軽~中度 | ||
デュタステリド(内服薬) | フィナステリドが効かない人の脱毛抑制薬 | |
ミノキシジル(外用薬) |
内服液と併用されることが多い 市販品(リアップ等)も多い |
|
中度 | ミノキシジル(内服薬) | ほぼAGA専門医でしか取り扱われない内服薬 |
メソセラピー | 育毛に必要な成分を頭皮に注入する治療法 | |
HARG療法 | 幹細胞から抽出された成長因子を頭皮に注入 | |
再生治療 | PRP療法・SDHG療法 | |
重度 | 自毛植毛 |
AGA治療の費用相場
AGA治療に用いる以下の薬、及び治療方法の費用相場を説明します。
一般的に下に行くほど、薄毛症状が重い場合に必要になり、費用も重くなります。それぞれの治療法の費用相場を説明します。
費用相場は下記の通りです。
内服薬 |
処方費用相場 (1ヶ月分) |
個人輸入 |
---|---|---|
プロペシア錠(フィナステリド系) |
9,000〜12,000円 |
7,507円~ |
フィナステリド錠(プロペシアのジェネリック) |
6,000〜7,000円 |
|
ザガーロ錠(デュタステリド系) |
9,000円〜12,000円 |
3,953円~ |
ミノキシジル |
約10,000円~ |
オーダーメイド処方
AGA治療クリニックによっては、患者の症状や体質に適した薬を調合した「オーダーメイド処方薬」などで治療を行います。
1カ月当たり15,000円から30,000円程度のが相場です。
患者さんの体質とAGAの症状に合わせたオーダーメイド処方薬を使用するので、多剤処方治療よりも発毛効果があります。
外用薬
よく知られているのがミノキシジル外用薬で、月当たり15,000~18,000円が相場です。
外用薬は、内服薬と併用することでより効果が期待できます。
ミノキシジル外用薬は、日本皮膚科学会のガイドラインの中でAGA治療の効果が最高のAランクと評価されている薬です。
育毛メソセラピー
発毛・育毛に必要な成分を直接頭皮に注入する治療法が、育毛メソセラピーです。
使用する薬剤や病院によって異なりますが、1回あたりの料金は50,000~80,000円になります。
クリニックなどでは、内服薬の処方と育毛メソセラピーを併用することが多いようです。
詳細な方法はクリニックによって異なりますが、針を使って頭皮に注射する方法や、レーザーなどを使用して注入する方法などがあります。
毛髪再生用ペプチド化合物を注入することで、頭皮の血液循環を促進して毛嚢を再活性化させます。
1回 66,000円
4回 220,000円(1回あたり55,000円)
HARG療法
HARG(ハーグ)療法とは、幹細胞(万能細胞)から抽出された成長因子を直接頭皮に注入して発毛機能の再生を試みます。
薄毛や脱毛の範囲によって費用は変わりますが、頭全体的に行う場合の相場は1回約15万円です。
細胞自体を活性化して成長因子の分泌し続けるので、継続的な発毛効果が期待されます。
1回で終了の方もいますが、薄毛や抜け毛の症状によって、月に1回、半年程度を目安にする病院もあるようです。
細胞再生治療
再生治療は自分の細胞を利用し「治る力」を高めて薄毛治癒です。
細胞再生医療とは、自分自身の細胞を利用し、本来備わっている「治る力」を高めて治癒していきます。
費用相場は1回15万円程度です。
再生治療は、衰えていく毛包(髪の毛を作る部分)を救って寿命を長くします。
つまり、毛包があるのが前提の治療です。
毛包が完全になくなってしまう前にAGA治療を開始することが大切です。
代表的な細胞再生治療はPRPとSDHG
代表的な再生治療であるPRP療法は、血液中に含まれる血小板の成長因子が持つ組織修復能力を利用します。
PRPとは濃縮した血小板のことで、傷を治す力に長けています。
自分の血小板から採取した成長因子を、薄毛が気になる部分に直接注入します。
成長因子によって細胞が活性化し、ヘアサイクルの乱れを改善させ発毛を促します。
SDHG療法(自己真皮毛包細胞移植)もよく知られている細胞再生治療です。
自分の健康な有毛部の頭皮を採取し加工した細胞を頭部の気になる箇所に注入する再生医療です。
PRP毛髪再生医療を1回143,000円で提供しています。
SDHG療法は1回 4cm×4cmで330,000円です。
植毛治療
植毛は発毛や育毛が難しくなった箇所に髪の毛を移植する治療方法です。
自毛植毛1,000本が90万円~100万円、人工毛植毛1,000本が30万円ほどが相場になります。
薄くなっていない箇所の髪の毛を薄毛部分に移植する自毛植毛と、人工的に作られた髪を植える人工植毛があります。
移植する範囲や部位によって価格が大きく異なります。
また、自毛と人工毛で大きく費用が異なり、当然本数によっても変わってきます。
頭頂部や前頭部に1,000本くらい植毛するのが一般的なようです。
短期的に気になった部分の髪を増やせるのが、大きなメリットです。
自毛植毛は高確率で生着
「自毛植毛術」は、自分の後頭部の毛の組織を脱毛部に移植する治療法です。
自毛植毛の生着率が82.5%以上という研究報告が紹介されています。
ただし、植毛を受けるには移植するのに十分な毛量があることが大前提です。
植毛部位以外はヘアサイクルが乱れたままなので、手術後も周りの部分が薄毛になる可能性があることは植毛のデメリットでしょう。
人工毛はトラブルが多いので推奨されない
化学繊維で作られた人工毛を移植する人工毛植毛術は多くのトラブルのせいで、アメリカでは実施が禁止されています。
日本皮膚科学会も人工毛植毛術を行わないよう呼びかけていますが、厚労省は禁止していません。
危険性を考えた上で、治療法として選択するかを判断する必要があります。
AGA治療費を安く抑える方法
AGA治療は効果が出るまでに最低でも半年はかかる長期の戦いになるので出費がかさみます。
そこでAGA治療費を安く抑える方法を、下記の通りです。
・ジェネリック薬を使う
・個人輸入を行う
AGA治療のよくある後悔の原因は費用ですので、AGA治療を継続させるためには費用面をできるだけ安く抑えることがポイントになってきます。
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